我々は、猫状態にあるような系にとって散逸の影響が本質的に重要であると考え、量 子コヒーレンスがエネルギー散逸によって失われる様子を解析的に調べた。 その際、密度演算子を有効に用いた表示法を開発し、いかに猫状態が破壊されてゆ くかを明確に表示することができた。 この手法を応用することにより、従来数値的にしか得られていなかった、猫状態の 複雑な発展過程を解析的に議論することが可能となった。
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